介護の仕事にロボットを導入するメリット

時代の移り変わりの中で様々なサービスでロボットの導入が進められています。
介護業界でもロボットを導入する施設が増えていますが、これによるメリットが人手不足の解消です。
介護業界は離職率が高く、施設を問わず人材が不足しています。
ロボットの導入によって慢性的な人手不足という大きな問題を解消することができるのです。

介護業界の離職率の高さは、人材が足りていないことによる一人ひとりの負担増、職場の人間関係などが主な理由と言われています。
メンテナンスさえ怠らなければ半永久的に動かせる上に、存在が癒しとなり職場の雰囲気を良くできるのもロボット導入の利点です。

介護では入浴や移乗といった中腰状態で行う業務も多くあります。
無理な姿勢での作業を毎日続けることで体を悪くしてしまう人も少なくありません。
肉体的負担の大きい業務をロボットに任せて人間がサポートに回るという役割分担にすることでスタッフの健康を守ることもできます。
24時間休みなく働き続けられることはロボットの強みの一つです。

サ高住のような要介護者が生活をする施設では、昼夜を問わず安全確認のための見回りを行わなくてはいけません。
夜間の見回りをロボットに代行させれば夜の人員を最小限に抑えられるので、コスト削減にも繋がります。

介護ロボットの導入は、サービス提供者だけにメリットがあるわけではありません。
見守りセンサーのおかげで何かあっても大丈夫という、サービス利用者の安心も生むのです。
精神的不安が取り除かれたことで健康状態が良くなったという事例もあります。